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ノンアルコールワインを飲んでいるのは、どの国か——消費ランキングの「ズレ」が教えてくれること
世界のワイン消費地図と、ノンアルコールワインの消費地図は、よく似ているようで、微妙にずれている。 そのずれに、ノンアルコールワイン市場の本質が隠れている。 世界のノンアルコールワインは、5市場に集中している IWSRのデータをもとにWine Australiaが2025年2月に発表したレポートによると、2023年のノンアルコールワイン世界消費量は約450万ケースで、その4分の3が5つの市場——米国、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア——に集中している。 同年、ノンアルコールワインの消費量が最も多いのは米国で約100万ケース。2028年には約180万ケースに達すると予測されており、成長速度においても世界をリードしている。英国は現時点では米国に次ぐ規模で、2028年には100万ケースを超える見通しだ。 一方、このレポートはアジアについて明確に指摘している。「アジアにはノンアルコールワインのほぼ存在感がない」と。 通常ワインの消費ランキングと比べると、何かが見えてくる OIVの2024年データによる通常ワインの世界消費量ランキングは、米国、フランス

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3月19日読了時間: 5分


少なく飲んで、深く味わう——「Half Pour(ハーフポア)」が変えるドリンク体験の設計
お酒の席で、こんな経験はないだろうか。ワインのペアリングコースを頼んだら、気づけばボトル1本分ほど飲んでいた。途中から味の記憶があいまいになり、最後のグラスは「義務」のように飲み干していた。 ファインダイニングの世界で生まれた "half pour"(ハーフポア)という考え方は、まさにその問題意識から出発している。1杯の量を半分にすることで、より多くの銘柄を、より鮮明に体験できる。そしていま、この発想はカジュアルなバーや飲食店にまで広がりつつある。 「飲む量」は静かに、確実に減っている 背景にあるのは、アルコール消費をめぐる静かな変化だ。 IWSR(International Wine Spirits Research)とWine-Intelligenceの調査によると、米国のミレニアル世代における1回の飲酒機会あたりのカテゴリー消費数は、2024年から2025年にかけて2.1から1.7へと減少している。「いろんな種類を飲む」のではなく、「選んで、味わう」方向に意識が動いている。 消費者の意向も明確だ。2026年にSouthern Glazer'

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3月12日読了時間: 4分


ワインとゲーム機 -多様性をめぐる自己破滅的予言-
多様性をめぐる自己破滅的予言 ワインの世界では「多様性」という言葉は金科玉条のごとく語られる(もっとも現代においては、ワイン市場に限った話ではないが)。 一見すると、多様性という言葉は文字通り市場に多様なカテゴリー、豊富な選択肢を与えてくれるように思われる。...

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2022年6月2日読了時間: 7分


ワインマーケティングの類型化 -コンテンツ-
ワインマーケティングについて考えるとき、どういうチャネルで発信を行い、どのようなところで販売しているかということも、非常に重要なマーケティング要素ではある。 しかし、今回はワインそのものが、どのようにプロモーションされているかについて今日は考えていきたい。...

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2020年12月7日読了時間: 5分


コカ・コーラとSUQQU:危機下の大胆なリブランディング
コロナ禍で多くの企業が、自社ブランドの見直しを図っている。 日本で長らく愛されてきたラムブランド、マイヤーズラムの終売を発表したキリンビール株式会社のようにブランドを終わらせるというのも、一つの判断でありますが、本日はリブランディングによって活路を見出そうとした二つのブラン...

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2020年11月23日読了時間: 4分


オルタナティブという概念について - 4P分析をふまえて -
昨今、海外のノンアルコール市場でしばしば目にするワードとして "~ Alternative" "Alternative ~"という言葉がある。 あえて "non-alcoholic"という言葉を使わないところが味噌だ。 では、Alternative /...

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2020年2月27日読了時間: 6分


【酒販ニュース掲載】ロゼワインから学ぶスタックインザミドル
イソップ物語の『卑怯なコウモリ』という話をご存じだろうか。陸の獣と空の鳥が戦争をしていたときに、有利なほうに寝返りを繰り返すコウモリが戦争が終わった後、誰にも相手にされず洞窟に引っ込んで夜の空だけを飛ぶようになったという話である。 ロゼワインの現在...

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2020年2月21日読了時間: 6分


ボジョレーヌーボーに学ぶ戦略パレットと創発的戦略 - 後編 -
『ボジョレーヌーボーに学ぶ戦略パレットと創発的戦略 - 前編 -』では、ボジョレーヌーボーの全輸出量のおよそ半分が運ばれてくる、日本市場においてどのような変遷があったのかを見てきて、 経済状況やポリフェノールブームといった外的要因が強く影響していることを確認し、ボジョレーヌ...

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2020年1月30日読了時間: 5分


ボジョレーヌーボーに学ぶ戦略パレットと創発的戦略 - 前編 -
毎年思い切りのよいキャッチコピーと軽快な味わいで日本人を楽しませてくれるボジョレーヌーボーは、日本のワイン産業黎明期から広く支持されてきた。 解禁日を持ち、イベントごととして楽しまれるボジョレーヌーボーは、全輸出量の約半分が日本に来ているとも言われ、日本においては時に熱狂的...

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2020年1月27日読了時間: 4分


缶ワインから学ぶ消費行動の変化の広がりと影響 - 方法模索編 -
前回の『缶ワインから学ぶ消費行動の変化の広がりと影響 - 現状分析編 -』において、缶ワイン市場が伸びているアメリカ市場の社会背景と缶ワイン導入期における日本市場の社会背景を比較して、下記三つの類似の特徴を確認した。 支出を抑える倹約志向 適度な量を楽しむ健康志向...

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2019年12月19日読了時間: 8分


缶ワインから学ぶ消費行動の変化の広がりと影響 - 現状分析編 -
『プレミアムチリに学ぶ脱成熟とリブランディング』に引き続き、二回目のワインケーススタディは缶ワイン! 相手にエチケットが見えるようにボトル持って、恭しくワインを注ぐ。そんな伝統的なワインの在り方に今変化が起きている。 日本でもコンビニやスーパーなどでも見かけるようになってき...

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2019年12月16日読了時間: 6分


プレミアムチリから学ぶ脱成熟とリブランディング - 方法模索編 -
前回『プレミアムチリから学ぶ脱成熟とリブランディング』において、日本でプレミアムチリが普及しない理由を考察し、 ワイン市場の草創期に安いワインの代名詞となってしまったチリワインは、チリワイン産業における明確な法規制の不在をはじめ、安価なワインと高価なワインの明確な差別化の方...

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2019年12月5日読了時間: 10分


プレミアムチリから学ぶ脱成熟とリブランディング - 現状分析編 -
チリワインと言われると、自転車かアルパカか天使、そのうちのいずれかを思い浮かべる人がほとんどだろう。 しかし、チリワインもそのように十把一絡げにできるものではない。 2004年にはベルリン・ワイン・テイスティングでフランス、イタリアのワインを抑え、チリワインが1位、2位を飾...

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2019年12月3日読了時間: 8分
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