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「飲酒ガイドライン」と「ゼブラ飲み」



政府による初となる「飲酒に関するガイドライン」の作成

厚生労働省は2022年10月31日に、初めてとなる「飲酒に関するガイドライン」を作成すべく、専門家らによる検討会を開催した。


年齢や体質に基づく適切な飲酒量や飲み方等についてのガイドラインは、日本政府による作成は初めてとのこと。


背景には、2019年に行われた「国民健康・栄養調査」で生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人は、男性14.9%・女性9.1%、さらに、長期の過剰な飲酒によって肝臓の病気を引き起こして死亡した人は5480人と言われており、こうした飲酒リスクへの対処策という見方もできる。


海外では「ゼブラ飲み」という新しい流れも

こうした公的機関主導の節酒の取り組みは海外でも取り組まれているが、もっと草の根運動的な一般消費者発の新しいトレンド「ゼブラ飲み」についても注目したい。


「ゼブラ飲み」とは、縞模様のようにアルコール、ノンアルコールを交互に飲んでいくことでトータルのアルコール摂取量を減らすというもの。


政府や大企業などが主導になって広まっているというよりも、ノンアルコール飲料の充実とともに、消費者が自主的に行っているというところが面白い。


厚生労働省によるガイドラインは来年にもその案が公表されるということであるが、そのような節酒が広まる中で「ゼブラ飲み」という新しい文化が日本にも広まっていくかもしれない。


参考サイト

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